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喧嘩するならカメラでな


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今回ばかりはカチンときました。

固く握りしめたコブシを 震わせていました。


ちょっと張り切りすぎちゃって、 約束の20分前に店先に到着 しちゃったんですわ。


なんでかっていうと、 10枚分の撮影枠があるところ 事前に3枚でいい、っていうので

じゃあ3枚でも10枚分の 撮影しようと思いましてね。


サービス精神のつもりだったんですよ。


そしたらトンカツ屋の 頑固オヤジがのたまわく、

「ウチは二時まで営業なんだよオ!!」 と、怒鳴り散らされまして笑


早くきた挙句 勝手に準備始めやがって、と アタマにきたらしい、、。


お客さんのいない店内で、 トンカツのフライヤーだけが シュルシュルと音をたてるなか 響く怒声と言ったら、まあ。

どこのチンピラなのかと ビビりました。


不意打ちを食らったこっちは シュンとしますよね。


「機材のセッティングに15分 かかるんでスミマセン」 って伝えたら


「だったら、13:45からやんな!!」 とまたオラつくオヤジ。


10席のカウンターに 私とオヤジしかいないなか、

各席に貼られた 「黙食推奨。小学生でもできます。」 という殴り書きの紙っぺらに目をやりながら


(だから閑古鳥が鳴くんでしょ!?)  と、冷静に批判的思考をめぐらしつつ


余計なこと口走ったら お手元の包丁で豚肉もろとも 不味いミンチにされそうだったので、


だまーって薄暗い店内の 一席に座って待つこと、、、

1分50秒ほどだったでしょうか。


どんよ〜り重ーい空気を振り切って

13:45になったので 粛々とセッティングを始めましたよ。


んで、三脚とか伸ばしながら ストロボをセッティングしながら なんかこっちも怒りと哀しみで 胸が押しつぶされそうになってね。


(怒鳴るほどのことかよ!?)


たった三枚の撮影でも、 10枚分の情熱を注ごうって

思ってたはずの決意が 穴の空いた風船の様に みるみるとしぼんでいくわけ。


そのために、3灯用意してきたんだけど、

もう、いいか。


一灯ライティングで、いいか。


とっとと撮影して、 とっとと帰るか。


メンドクセー 


、、、なんてね。


本来なら今日の10倍は報酬もらう ライティングなんだし。


いや、でも、ここでそんなことしたら

漢(おとこ)が廃る(すたる)よな。


こちとら伊達に300店舗撮って きたわけじゃねーんだよ!!


プロの技術をなめんなよ!!!


と、大声で怒鳴り返したいところを グッと胸にこらえながらも、


買われたケンカは売ってやる ことに、方針が決定。


持てる全力でヤッてやる。


このオヤジが気に食わなくても、 料理には罪はない。


事前の撮影プランどおり 15分かけて3灯組み上げて


いつもならオーナーといろいろ話して お料理をベタ褒めに誉めそやし 自分の気分も上げて取り組むんですが


今回はそういう気持ちにすらなれず、


無駄口は一切開かず、 黙々と撮影に取り組みました。 (↑大人げないな笑)


そしたらさ、

さっきまで怒鳴り散らしてた 頑固オヤジ、どうなったと思う!? 


重装備の機材に 口はアングリ メン玉パチクリ されておりました笑


「店内の照明は、落としてもらえますか?」 って静かに一言お願いしたら、

さっきのオラついてたのが、

手のひら返して

「店先のシャッターも閉めましょうか?」 だってさ。


なんだよ、頑固オヤジ、 ずいぶん都合のイイ人かよ!?笑

突然のキャラ変更に二度ビビりました笑


経験上、手のひら返す人って、 ますます信用できないんだよね、、。


でも、こっちもプロとして 全力は尽くしましたよ。


これで売上が上がらなかったら 文句言いに来い!!といいたいところです。


もう二度と行きたくないけど、


私の写真が おたくの売上に貢献することだけは


遠くから祈ってます。


 
 
 

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